Phase の呼び方に関する注意:

これまで本委員会では、
 第1期 phase1 1350億円 FY06完成
     phase2 540億円 FY06以降
 第2期 なし 未定*
という呼び方をしてきた(これまでの議事録においても然り)。しかし、吉村委員
の本委員会メーリングリストへの投稿 [ipns-rpc:00149] にあるように、正式には
 第1期=phase1 1350億円 FY06完成
 第2期=phase2 540億円 FY06以降
 第3期=phase3 なし 未定*
とのことである。第5回の議事録からは、この正式名称を用いることとする。

第5回素粒子原子核研究計画委員会議事録

日時:平成14年6月19日(水)10:00〜

場所:KEK 4号館1セミナーホール

出席:
所内委員:
  神谷、黒川、羽澄、藤井、吉村
所外委員:
  金(筑波大)、山中(阪大)、延與(理研)、櫻井(東大)、
  田村(東北大)、中畑(宇宙線研)
非委員:
  生出

1. 前回議事録案の承認

前回の議事録案が承認された。最終版については本委員会のページ参照のこと。

2. 初めの打ち合わせ

委員長より、今後の作業の進め方について説明があった。
 今回の目標:
   ドラフトに何を書くべきか、各検討班ごとに骨子を決める。
 次回:
   叩き台をもとに、各班で、ある程度たたかれたドラフトを用意する。
 次々回:
   全体を全員で読んで星付けをする。

ちなみに、班分けについては、前回、委員長に一任され、委員長からの手紙(ipns-rpc:00100)にあるように、
 A:
   Neutrino:
     中家、中畑、藤井、野尻、田村、櫻井、黒川
   Kaon:
     山中、羽澄、高橋、岡田、宮武、神谷
   Hadron Physics (Medium Effect)
     延與、初田、吉村、金、日笠、近藤
 B:
   Muon:
     吉村、中畑、山中、日笠、黒川
   反陽子:
     櫻井、金、中家、岡田、神谷
   Hyperon、Hyper Nuclei:
     田村、宮武、藤井、高橋、野尻
   Hadron Physics (Spectroscopy+Structure Function):
     初田、延與、羽澄、近藤
となった。
また、ドラフトについては、
  *実験(プログラム)の物理
  *実験(プログラム)の説明
  *Grand View の中での位置付け(10年後の物理にどういうインパクトがあるか?)、意義。
  *海外の計画、実験との対比
  *feasibility
  *スケジュール
が書かれていること。

3. 班ごとに別れての作業


午前:A の各班に分かれての検討
午後:B の各班に分かれての検討
各班での議論については、それぞれの班からの議事メモを参照のこと。

4. 議論

各班に分かれての検討作業の後、その中で出てきた問題点などについて全体で議論した。必ずしも、時系列でなく、また出された意見を網羅したものでもないが、おおよそ次のような意見が出された。

Q:Neutrino 班で、ビームライン、ホーン、ターゲットなどの feasibility について疑問が出されたが、委員会として担当者を招聘して説明を受けるべきか?
A:Neutrino 班で対処すれば良い。
Q:メーリングリストでも話題になった、4MW についてはどうか?
A:第3期については詳細の議論をしないというのが、前回の了解事項。Grand View、最後の提言で軽く触れれば良い。
Q:そういう意味では、反陽子、μも入っていないが?
A:加速器の根幹に関わる 4MW とは違う。

Q:feasibility の議論は、コストをぬきに語れない。何が feasible かは、コストによる。コストに関してはどうするのか?
A:EOI、LOI を書いた人に聞くしかない。
C:現状でコストを書くのには無理があるのではないか?
C:この委員会は物理の観点で議論すると言うことだと理解している。
C:書く書かないは別にして、概略の値を内部資料として知っておきたい。
C:人を数えれば、予算規模の見当が付く。

このような議論を経て、人の数、予算規模について、意見の交換があった。また、今後の進め方などについて、以下のような議論があった。

Q:実験の当事者が、書くと甘口になるのでは?
A:当事者が、辛口で書くからこそ説得力があるということもある。
Q:ハドロンの2つの班は1つにまとめてはどうか?
A:そうしましょう。
Q:言語はどうするのか?
A:読者、使われ方によるが、答申する相手が、所長なので日本語で良い。
A:委員長より山田所長に確認する。
Q:原稿はどういうフォーマットで用意するか?
A:TeX。委員長が、template を作り、メーリングリストで配付する。
Q:長さはどの程度か?
A:目安として、A4 数ページ程度。
Q:文体はどうするのか?
A:〜だ。
Q:どういうスケジュールでドラフトを用意するのか?
A:今日議論した骨子を基に、各班のリーダーが、2週間以内をめどにドラフトの
 叩き台をつくり、メーリングリストに流す(委員長より依頼する)。

5. 次回

次回の日程:7月中旬ということでメールで日程調整する。