1st circular:
総研大短期スクール2009「銀河系とダークマター」 1st circular
http://www-conf.kek.jp/thlec/
日 時: 2009年 9月28日(月)ー10月2日(金)
場 所: ホテルマロウド軽井沢
http://www.marroad.jp/karuizawa/index.htm
(KEK周辺の参加者はバス送迎、それ以外は会場受付。)
対 象: 大学院学生40名程度。研究者の参加も歓迎。
財 源: 総研大 平成21年度特別教育研究経費(教育)
旅 費: 上記の財源から国内旅費・滞在費を補助いたします。
財源には限りがありますのでお早めにお申し込みください。
採否と金額については世話人にご一任ください。
申 込: http://www-conf.kek.jp/thlec/
締切は 7月31日(金)です。
テーマ:
ダークマターの起源は物理学・天文学にとって最大の難問の一つである。最近、Fermi衛星やPAMELA/ATIC/PPB-BETS実験といった高エネルギー粒子(宇宙線)を用いた宇宙の観測の発展によって、我々の銀河系のダークマターの正体に迫る、あるいは間接的に制限をする研究が急速に進みはじめた。一方、この発展によって銀河系や高エネルギー天体に対しても大きく理解が進みつつある。そこで、KEK,天文台、JAXAの協力のもと、前線で活躍する理論・観測の研究者を講師として迎え、ますます関連を深めつつある素粒子物理と宇宙物理の学生を対象に合宿形式でスクールを行う。このテーマの勉強によって、銀河系の密度・磁場構造、ダークマターモデル、宇宙線の起源・伝搬、といった素粒子から宇宙にわたる幅広い知識の習得が期待できる。最終的には、参加学生が最先端の研究同士の有機的関連を生で感じ取り、知的・精神的連帯を深めることで、将来国際的リーダーシップを発揮し、分野横断的に活躍できる人材に育つことを目的とする。
講 師(順不同、敬称略、題名仮):
本間希樹(天文台) 銀河の回転曲線
田村元秀(天文台) 星間物質、磁場
牧野淳一郎(天文台) N体とダークマター
田島宏康(SLAC) Fermi衛星
堂谷忠靖(JAXA) Suzaku衛星
吉村浩司(KEK) BESS
野尻美保子(KEK) 素粒子理論
羽澄昌史(KEK) ダークマターと宇宙背景放射観測
井岡邦仁(KEK) 高エネルギー天体理論
鳥居祥二(早稲田) PPB-BETS, CALET
柴田徹(青山) 宇宙線の伝搬とdiffuse emission
高橋史宜(IPMU) ダークマターと宇宙線
戸谷友則(京大) ダークマターと天文学
郡和範(東北大) 宇宙初期の元素合成
プログラム:
・初日午後から、最終日午前まで。
・夜に質問や議論の枠。
・3日目に午後フリー時間を予定。
世話人:井岡邦仁(KEK)、北澤良久(KEK)、野尻美保子(KEK/IPMU)