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KEK 研究会
『J-PARCの物理:ハドロン・原子核研究の新しい局面』
開催日:2008年8月7日(木)から8月9日(土)
場所: KEK 3号館1階 セミナーホール
講演申し込み期限: 2008年 7月11日(金)
参加申し込み期限: 2008年 7月25日(金)
Web site:
http://www-conf.kek.jp/hadron08/hn-jparc08/index.html
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[研究会の趣旨]
原子核・ハドロンコミュニティーが長年待ち望んできたJ-PARCがいよ
いよ今年度中に完成し、稼働を始める運びとなりました。大強度の陽
子ビームを擁するJ-PARCでは、様々な反応を用いて豊富な実験データ
が得られます。これにより、今まで不明確であった領域における現象
の深い理解が得られるようになるだけでなく、従来の実験では探索不
可能だった未知の領域を開拓することができるとも期待されます。こ
のように「J-PARC以後」のハドロン・原子核研究は新局面を迎えるこ
とになります。本研究会の趣旨は、J-PARC始動「前夜」と言えるこの
時期に、そこで展開されるハドロン・原子核物理全般に関して、現状
の把握と今後の可能性等を議論し、J-PARCのもたらす物理を、より深
化させ、J-PARC実験を成功に導くことにあります。
J-PARCの柱の一つにストレンジネス物理があります。シングルΛハイ
パー核を始め、S=-2セクターのダブルΛハイパー核・Ξハイパー核、
更にはK-中間子が束縛された原子核 (K原子核)などが、これまで以上
に広い領域で精密に測定されます。これによって、不定性の大きかっ
た YN/YY相互作用の詳細、深く束縛した K原子核の存在可能性、など
現在まで残っている多くの問題が解決することが期待されます。さら
に、ストレンジネスを持つ原子核独自の束縛機構など、我々の予期し
なかった現象が見つかるかもしれません。
また、50 GeVの一次陽子ビームを用いた高エネルギーハドロン実験も
QCD に直接関係したハドロンのダイナミクスを理解する上で重要な役
割を果たします。例えば、Drell-Yan 過程を用いた陽子の構造関数や
スピン構造のより詳細な理解、陽子・原子核反応を用いたクォークの
エネルギー損失の物理などが可能だと考えられます。
以上の様なJ-PARCで今後行われる実験を踏まえ、以下に示すレビュー
講演のトピックについて議論する予定です。本研究会は、理論・実験
のレビュー講演を中心に構成し、議論の時間を十分に確保するために、
若干の一般講演を受け付けることにします。またポスターセッション
を設けますので、一般講演の希望者が多い場合は、ポスターになる可
能性があることを予めご了承ください。なお、一般講演は理論を中心
とさせて頂きますが、実験家の方の会議への参加は大歓迎です。
活発な議論がなされるためにも多くの方に参加して頂きたく思います。
奮ってお申し込みください。
[レビュー講演]
・全体のoverview
「J-PARCのハドロン・原子核物理学」 大西 明(基研)
・J-PARC施設の現状
「J-PARC実験施設の状況」 田中 万博(KEK)
・ハイパー核
『J-PARCで目指すハイパー核物理』 肥山 詠美子(理研)
「ハイパー核物理:J-PARC実験」 田村 裕和(東北)
・中間子原子核
「中間子原子核」 慈道 大介(基研)
『K中間子原子核実験 (E15/E17)』(仮) 藤岡 宏之(理研)
・ハドロン分光学
「ハドロン分光学」 保坂 淳(RCNP)
「ハドロン分光学:J-PARC実験」 成木 恵(KEK)
・カイラル対称性と中間子の質量変化
「カイラル対称性と中間子の質量変化」 原田 正康(名古屋)
「カイラル対称性と中間子の質量変化:J-PARC実験」四日市 悟(理研)
・核子構造
「核子構造」 小池 裕司(新潟)
「核子構造:J-PARC実験」 澤田 真也(KEK)
・最近の理論的発展
「格子QCDから見たJ-PARC」 石井 理修(筑波)
「高密度QCD」 北沢 正清(阪大)
[世話人]
大西 明(基研)、小池 裕司(新潟)、比連崎 悟(奈良女)、
保坂 淳(RCNP)
板倉 数記、熊野 俊三、土手 昭伸(連絡係)、森松 治 以上 KEK
[プログラム委員]
岡 真(東工大)、国広 悌二(京大)、土岐 博(RCNP)、
初田 哲男(東大)、元場 俊雄 (大阪電通)、
矢崎 紘一(理研/基研)
------------- 参加諸手続きに関して --------------------------
[参加費]
参加費は無料ですが、お茶代として一人当たり500円集めます。
[懇親会]
懇親会を、初日、8月7日の夜に予定しています。参加は任意です。
会費は、学生、ポスドク2000円、スタッフ3000円の予定です。
[ユーザー登録について]
KEKに来訪される方は、入構許可の意味から「全員」ユーザー登録
が必要です。これまで、ユーザー登録をされていない方は、
以下のURLに従ってユーザー登録をお願いします。
http://www-conf.kek.jp/hadron08/hn-jparc08/regist.html
今回の用務以外で来所されている方は、上記URLに記載の「用務の追加」
が必要となりますのでご注意下さい。
[旅費補助について]
旅費と宿泊費の補助を希望される方は、以下の参加申込書にその旨を記入
して下さい。尚、旅費補助・宿泊予約・無線LAN使用申込み等の手続きに
関しては下記のサイトをご参照ください。
http://www-conf.kek.jp/hadron08/hn-jparc08/regist.html
補助を希望される方は、さしあたり「補助されると仮定して」手続きを進
めて下さい。後日、補助の可否の決定について連絡します。
補助の可否に時間を要しますので、希望される方はで極力早く
お申し込みください。申込期限を過ぎての補助申請は受け付け
ませんので、ご注意ください。
[研究会に関する問い合わせ先]
・Web上での手続きに関するお問い合わせ
^^^^^^^^^^^^^^^
ユーザー登録を始め、旅費申請・宿泊手続き等、
Web上での手続きに関するご質問はユーザーズオフィスへ
お願いします。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
研究協力課 共同利用支援室 ユーザーズオフィス
開設時間 平日9時〜17時(土日祝・年末年始は除く)
電話番号 029-879-6135、6136
e-mail users.office@post.kek.jp
(全角の@を半角に直してください)
・Web登録以外の事務に関する問い合わせは
^^^^^^^^^^^
津田 敬子(秘書)
TEL: 029-879-6100
E-mail: tsuda@post.kek.jp(全角の@を半角に直してください)
にお願いします。
メールで問い合わせて頂くと助かります。
[参加申し込み先]
^^^^^^^^^^^^^^^^
以下のフォームに必要事項を記入の上、
講演希望者は7月11日(金)までに、参加希望者は7月25日(金)までに
土手 昭伸
Tel: 029-879-6091
Fax: 029-879-6101
e-mail: dote@post.kek.jp(全角の@を半角に直してください)
宛てに電子メールでお申し込みください。
件名に「J-PARCの物理研究会参加申し込み」と明記すること。
------------------------切り取り------------------------
To: dote@post.kek.jp(全角の@を半角に直してください)
Subject: J-PARCの物理研究会参加申し込み
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KEK 研究会
『J-PARCの物理:ハドロン・原子核研究の新しい局面』
参加申込書
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1. 氏名:
2. 所属:
身分:
3. E-mail:
4. 講演希望: 有/無
講演題目:
アブストラクト:(3行程度で)
発表形式:
1. 口頭(ポスターは希望しない)
2. 口頭(ポスターでもよい)
3. ポスター
5. 参加日程
8月7日(木) 参加する/参加しない
8月8日(金) 参加する/参加しない
8月9日(土) 参加する/参加しない
宿泊: 有/無(日帰り)
6. 補助の希望: 有/無
飛行機利用: 有/無
(注)・KEK滞在期間の宿泊費・日当はKEKの規程に基づく支給
(減額支給)となります。
・飛行機利用の方は半券のコピーおよび領収書を提出して
いただきます。
7. 懇親会に参加 する/しない